カルチベから戻って

2013.1.14

前日の晩からプリントの裏にテープを貼る作業をしていたら、気付いたら朝の7時を回っていた。
溶剤系のきついにおいがする強力両面テープを
ちぎっては印画紙の裏に貼付ける作業をしていたら、においのせいでお腹が痛くなってしまった。
この作業が終わったらもうしばらくこういった石油っぽい匂いはかぎたくない。

11日は昼過ぎの新幹線で搬入のためにカルチベに向かう。
プリントや着替えやお土産の阿闍梨餅なんかを抱えて空いている座席を見つける。
荷物が重たいので棚に持ち上げられず、足下にぎっしり敷き詰めると
かなり怪しいムードをたたえたシートが出来上がった。
電車に乗っているときに車内がどれだけ混んでいても隣に人が座らないのは
いまに始まったことではないけれど、さすがにこの感じは何とも。
周りの人に申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、
無垢で無邪気な顔をしたり眠ったりしながら2時間半をやり過ごす。
混んでいなくよかった。

秋葉原でJRとメトロの乗り換えで道に迷う。看板がわかりづらいんだもの。
小伝馬町の地上に上がった交差点では、どの方向だったかを思い出せず
交差する道路を片っ端から攻めてみる。景色に特徴が少ないんだもの。

無事設営を終えて終電ぎりぎりでヌケメさんと坂脇さんと帰路につく。
ラーメンを食べて漫画の話をして、さくらさんがいるおうちに向かう。
展示につかうアレコレを作ってもらって、話をして、どんどん二人の睡眠時間を奪ってしまう。
それにしても、家の中がどこを見ても可愛い。

翌日お昼にカルチベに向かう、ヌケメさんと準備をしてお昼を食べ小説とかインターネットの話をする。
教えてもらった悟浄出立をはやく読んでみたい。舞城王太郎も久しぶりに読み返したい。
色んな人に再会できる、感想を教えてもらったりして色々とかえりみる。
帰りにもつ鍋屋に行く。なんかくだらない話を目一杯して背筋がいたくなるほど笑った。

翌日もお昼からカルチベに。
告知が遅れてしまったにもかかわらず、見に来て下さった人たちがありがたくてとても嬉しくなる。
夜はカルチベをしめた後に、坂脇さんと菊池さんとヌケメさんと4人で浅草橋のLe lieuに展覧会を見に行く。
ひがしちかさんのアトリエがあるのを始めて知る。ラッキーなことにお会いできる。
1階と4階のスペースで写真の展示を見る。女の子という重力にガツンとやられて、背負って帰る。言葉が見つからない。
ヌケメさんと駅で別れてデニーズで3人で飯を食う。
新宿の駅の中で30分くらい道に迷って、バスに乗って京都に向かう。
隣の席はギャル。
5時半京都に着く。雨降り。家に帰って東京が雪だと知る。
この夜中に家人の田舎のじいちゃんばあちゃんお手製のフルーツケーキをふたりでごそごそ食べる。
もうすぐ風呂の湯がたまる。