すべからく

2013.1.30

1月は苦手だ。
明日でやっとやっとやっと終わる。心許ない冬のひと月が。
年の暮れは大がつくほど好きだけど。
1年が始まったのに学期末みたいなムードに溢れて
寂しくも清々しいようで、かつ忙しいのか緩いのか、
冬まっただ中なのか春がもう来ているのか、ほんとに全く捉えどころがなさ過ぎるんだよ
ああ1月がやっと終わる。
雀がふっくらとしている。

事務的なこととプリントの整理をする。次の展覧会の準備も。
こないだ高木さんと話したことがいろいろと頭の中を通り過ぎる。

グッドデザインカンパニーの仕事 1998-2008を少し読む。
ラーメンズのhomeのポスターにぐっとくる。
写真のトーンとか、家のかぶり物の作りの細やかさとか、
作り事の中のキャラクターなのか、この可愛らしい家人間は とつくづく子供じみた寂しい気持ちになる。

自分の興味がないものを無理矢理ノートにリストアップするということを試みる。
うっかりすると嫌いなことや、苦手なことが書き上がってくるので逸れてしまわないように舵をとるのがむずかしい。
そもそも、興味がないことを思い出すという行為がなかなか。
使っていない頭の筋肉はとてもたくさんある。
なぜこんなことを始めたかというと
いつも、自分が見てみたい出来事や風景を追うように制作をしているので
気が付いたらとても狭くなっているのだ。写真の中の話題が。
すこしだけ遊びを作りたいのだ。自分に飽きてしまわないように。